2011年8月14日日曜日

内山林道の駐車場と山岳事故

宝満山で事故が発生した場合、最寄りの消防署(宝満山の場合筑紫消防署が管轄)に救助要請を行います。消防署は県警の救助隊に連絡を取り、消防&警察が同時に登ってきます。
緊急を要する場合以外は先発隊が事故現場まで登山して現地で指揮をとり、必用に応じて「ヘリコプター」の出動を要請します。 いきなり「ヘリコプター」が飛んで来るわけではなく「救急隊員」や「救助隊員(警察)」が内山林道の終点に集結し石段を駆け登ってきます。

(違法駐車が多い内山林道)

駐車場代払わなくて良いからと何の気なしに自家用車を違法駐車していませんか?

けが人が発生した場合一刻も早くけが人を安全に下山させなくてはなりません。もしあなたの「違法駐車」がもとで「救急隊員」や「救助隊員」が現場に辿りつけず、取り返しのつかない事になったとしたら「あなた」は責任を取れますか?

登山者は年々増加しその為に「事故」も増加しています。それらを未然に防ぐ事は出来ません。
ただ、事故が起こった際に迅速に「救急隊員」や「救助隊員」を向かい入れる事は出来ます。

「違法駐車は止めましょう。」


より大きな地図で 宝満山駐車場 を表示
【駐車場は余裕があります】


宝満山の正面道側には「竈門神社駐車場」と「鳥飼駐車場」があります。 竈門神社駐車場は竈門神社の前にあります。(1日1台400円、新設の水洗トイレあり)
鳥飼駐車場は一合目と二合目の間、内山林道沿いにあります。(1回300円)
内山林道は車一台しか通行出来ない細い道路です。 通行する際は徐行運転でお願いします。

この盆休みに山頂の岩場で7歳の男児が滑落事故を起こしました。 幸い大怪我はまのがれましたが、この時も救急隊員・救助隊員が正面登山道を息を切らせながら駆け上がって来ました。
結果として怪我をした男児と男児の父親は「ヘリコプター」で病院に搬送されました。

宝満山に限らず山岳事故は「救急隊員(消防)・救助隊員(警察)など」の連携プレイで行います。
たった一人のけが人を搬送するために10名以上の隊員が動員されます。 
この日は内山林道終点に5台程度違法駐車していました。 数少ない「離合スペース」にも車が止まっていました。

登山をする者にとって事故は避けられませんが、登山者の心がけ一つで「違法駐車」はなくす事が出来ます。 緊急車両の進入を妨げる「違法駐車」はしないで下さい。
有料駐車場に止めて下さい。

安全な登山を目指すため、違法駐車撲滅の為ご協力下さい。 
私は登山者のマナーを信じたいと思います。


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